台風・大雨・河川の氾濫! リフォームで出来るお家の水害対策!
投稿日:2023年6月24日
千葉県東金市を中心にリフォーム事業を展開している、リフラットです。
私はマーケティングを担当している石橋です。
今回のテーマは
「台風・大雨・河川の氾濫!
リフォームで出来るお家の水害対策!」
台風が上陸し始める時期になりましたね。
雨が多い日本では、毎年のように全国のどこかで水害が発生しています。
政府のデータによると、平成18年~平成27年までの10年間で
全国の97%の市区町村で水害が発生しているそうです。
突然のやってくる水害はいつくるか分からないからこそ、
事前に対策をしておくのが重要です。
しかし、愕然と水害対策と言われると、
これが対策になるのか?どのような対策をすればいいのか?
……と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
水害対策には「リフォーム」でできることや「日ごろ」からできることなど
さまざまな方法があります。ぜひ参考にしてください。
▼対策の前に!水害には2パターンある!
水害とは主に、大雨や台風など多量の雨によって引き起こされる災害を指します。
大きく分けて「外水氾濫」と「内水氾濫」があります。
・河川の氾濫で浸水する「外水氾濫」
台風や大雨によって河川が氾濫し、田畑や家屋に浸水する「外水氾濫」です。
大量の水が一気に堤防を越えて住宅地に流れ込んでくるため、河川に隣接する地域全体が水没するなど短時間で甚大な被害をもたらします。
住宅の全壊・半壊や人的被害の多くは外水氾濫です。
・雨を処理しきれずに水があふれる「内水氾濫」
降った雨を処理しきれずに水があふれてしまうのが「内水氾濫」です。
主に、下水道の能力不足が原因で、都市部等コンクリートで道路がおおわれている地域は、雨水が地面に浸透しにくい傾向があり、短時間で大雨が降ると排水路や下水管の処理能力を超えてしまい、内水氾濫が発生しやすくなります。
▼日ごろからできる水害対策
・家の周囲における安全確認をおこなう
定期的に家の周囲に不具合がないか、安全確認してみましょう。
✔ 外壁にひび割れなど破損している部分がないか
✔ 植木鉢・物干しざお・置物など飛散の危険性があるものを室内に収納しているか
✔ 窓ガラスがひび割れていないか・窓枠にガタつきがみられないか
✔ 瓦を固定する材料や金具の不具合が起きていないか
✔ 瓦やトタンが劣化していないか
✔ 排水路や雨どいに落ち葉や砂等が詰まっていないか
・ハザードマップや避難場所を確認する
各自治体のホームページで公開しているハザードマップを確認しておきましょう。
どこが氾濫しやすいのか・自宅周辺はどのようになるのか把握しておくといざ逃げる時に役に立ちます。
また、水害が起きる際は連絡が取れなくなる状態も考慮し、避難場所も確認しておくことが大切です。
家族がバラバラになっている状況でも落ち合うことができます。
・土のうや水のうを準備する
土のうとは、布袋の中に土砂を詰めた土木資材を言います。
水害対策として、土のうや水のうは主に家屋への浸水を防ぐことに役立ちます。
事前に準備しておけば、いざ慌てて用意することもありません。
またハザードマップ等を確認しながら、どこにどのように積むのか考えておきましょう。
土のうの用意が困難な場合、袋に水を入れるだけの「水のう」でも代用可能です。
注意として土のうよりも流されやすいため、ダンボールに複数詰め使用する等工夫が必要です。
また大雨の際には下水が逆流してくる場合がありますので、家の中のキッチン、バスルームなどの排水口を土のうや水のう(水を入れた袋)で蓋をすることも大切です。
・非常用品を用意しておく
もしもの為に、非常用品や避難用具を準備をしておきましょう。
災害時は、水道・電気・ガスなどのライフラインが止まる恐れがあります。
家族分の水や食料・医薬品・懐中電灯・カセットコンロ・カセットボンベなどを用意しておきましょう。また、家族が分かる場所にまとめて保管したり、預金通帳や印鑑などの貴重品はすぐに持ち出せるようにまとめたりすることも大切です。
▼水害対策に有効なリフォームは?
・豪雨に耐えられるものに交換する
豪雨に耐えられる家づくりとは、豪雨に強いものに交換する方法です。
例えば、どんな豪雨でも排水できる様、雨どいを耐久性の高いスチール製ものに交換することで、一部の外壁ばかり水がかかり隙間から雨水が侵入したり、消耗して劣化しそこから雨漏りの原因になるなど防ぐことができます。また軒やひさしを設けたり、雨戸を後づけしたりする方法もあります。
・窓を複層ガラスにする
室外と室内をつなげる窓を複層ガラスにする方法です。
窓を水害に強いものにすれば水の浸入を防ぐことができ、内部に水が浸入しにくくなりさらに、雨戸やシャッターを取りつけることで、ものが飛んできて窓ガラスが割れたり、そこから雨風が室内に入ったりする心配もありません。
・屋根や壁の防水機能を高める
真っ先に雨が降り注ぐ屋根の下に防水シート(ルーフィング)を入れたり、外壁に防水性が高い壁材を使ったり、外壁の塗料を防水性の高いものに塗り替えたりすることで防水機能を高める方法です。
・1階と2階のブレーカーを分ける
1階と2階のブレーカーを分けておくのも、水害対策としては有効です。
最悪の場合には1階部分を犠牲にし、2階部分だけで最低限の生活ができるようにしておこうという方向性のものです。
ブレーカーが使えなくなってしまうと、地域レベルで電力が復旧しても、自宅でその恩恵を受けられません。リスク回避の点で、ブレーカーを分けておくのは現実的な対策です。
・定期点検やメンテナンスを行うことも大事
メンテナンスを怠ると雨漏りや被害が大きくなる可能性が高くなるため、定期的な点検と修繕行うことが大切です。例えば、外壁と屋根は10年ごとに1回のメンテナンスや塗り替えが必要だといわれています。ひび割れが起きたり、すでに雨水が漏(も)れたりしている場合は、できるだけ早めの補修が必要です。雨漏りを放置するほど症状が悪化してしまうため、早めにリフォーム業者等に相談しましょう。
また、幅0.3mm以上のひび割れが起きている場合も早めの対策が必要です。
雨が降るたびにひび割れの部分から雨水が浸入してしまい、内部が腐敗してしまう恐れがあります。
▼水害にあってしまった際の注意点
・まずは落ち着くことが大切
水害の被害にあってしまったときは、一旦気持ちを落ち着かせることです。
自宅が水に浸かり頭が真っ白になり、これからどのように生活したらよいのか考えてしまいパニックになり冷静な判断ができなくなってしまいます。
まずは気持ちを落ち着かせ、水害の被害を確認し、生活再建までの見通しを立てましょう。自宅を修理する場合、再度住めるようになるまでの間はどこで過ごすのか、仮住まいも考えなければなりません。注意すべき行動として浸水した場所にあるコンセントは絶対に使わないことが大切です。床上浸水の被害にあった場合、コンセントの穴の中に砂やゴミくずなどが混ざっています。乾いていたとしても業者に点検してもらいましょう。また、浸水が起こると細菌などが繁殖しやすくなるので食中毒に気をつけることも大切です。浸水がおさまり乾燥したら、床や棚など消毒するようにしてください。
・被害状況を必ず写真に残す
水害の被害にあったら、最初に被害状況を必ず写真に残してください。
どのような被害を受けているのか写真に残すことで、市町村から罹災証明を取得する際に役立ちます。罹災証明とは、自然災害や火災の被害にあった被災者が各種届出・証書の再交付申請などを行う際に必要となります。また、保険金を請求する際も、被災状況が分かる写真が役立ちます。家を片付ける前に、浸水した深さが分かるように室外と室内の状況を残しておきましょう。
・復旧前に確認すべきこと
復旧前に、電気(ブレーカー)・水道・ガスなどのライフラインで確認しておかなければならないことがあります。たとえば、電気の場合、水害後にブレーカーが落ちているとどこかで漏電しているかもしれません。
避難などで家を離れるときはブレーカーを切り、復旧時は電力会社に相談しましょう。また、水道の場合は水が汚れている可能性があるため、しばらく流してから使用しましょう。
浄化槽の場合はトイレや風呂を使う前に点検を行い、井戸水の場合は水質検査が終わるまで飲んではいけません。そして、プロパンガスのボンベがもとの位置から動いてしまった場合、復旧の前にガス会社へ点検を依頼しましょう。
自然災害、水害は、意図せず突然やってきます。
事前に準備をしている方とそうでない方では、被害にあった時の心持ちや対応力に大きな差があります。
過去に被害にあった事がないから自分たちの住まいは大丈夫だろうと思わず、
お家の寿命を延ばす意味も含め、点検とメンテナンスは日ごろからしっかり行こないましょう。
リフラットでは、お家の点検を無料で行っております。
まずはお気軽にお問い合わせください!!
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